【傑作 河野賢 1962年】河野賢の作品が最も輝いていたのは60年代初頭であったと、これまでに何度か口にしている人を見かけました。勿論異論は認めますが、私も全くの同感です。この軽いボディから、一体どの様にしてこれだけの音量が吐き出されるのかいつも不思議です。オールドスパニッシュのいくつかの銘器と同じ様な鳴りですね。ネックまで震えるので長時間弾いてて手が痺れてしまう事もあります。そして高音域も詰まりなく美しく伸びます。・国産ヴィンテージ にありがちな軽い出音・音量はあるが密度がない枯れた音・まろやかな音色だけで張りとコシのない音・フレットが細く弾きにくい・フレットにバリが出ている・弦長が長くて弾きにくいこれらのイメージからはかけ離れたエンジンを備えつつ、更にプレイヤーズコンディションも非常に良い状態をキープしております。フレットは太めのものに打ち替え済みで非常に弾きやすいです。ネックも大変珍しいことに真っ直ぐです。この時期の河野賢はたまに中古市場に出回りますが、ここまで演奏上のコンディションが整っている個体は珍しいです。とはいえ、一応はお受け取り後の調整など頭に入れておいて頂くことも大切かと思います。河野賢はこの年代以降660mmスケールのものがお送り見受けられますが、本作は650mmです。テンションが柔らかめで非常に弾きやすいですが、オススメはハードテンションの弦をセッティングしてギラギラの音色をお楽しみ頂きたいです。輸送用のケース付きです。弦長:650mm弦高:4-3.5mm(12F上6-1弦)ナット幅:50mm
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