裏千家15代家元鵬雲斎自作の茶杓で銘は「汲古」です。黒田正玄の下削りとなっています。「古きを汲む」とは、古典や伝統、先人の学問など、昔の事柄の研究を通して、新しい意味や価値を再発見する。という素敵な意味が込められた言葉です。黒田正玄は千家十職の竹細工・柄杓師です。千家十職というのは、三千家の茶道具の製作を任されてきた職人の名。そのなかで黒田正玄は、竹細工や柄杓師を務める家だ。茶杓、柄杓のほか、台子(だいす)や香合(こうごう)など、竹を使った茶道具を千家に納めてきた家系です。茶道会では名の通っていた祖母が以前、使用していたものになります。購入時は50万円ほどしていたのではないかと思います。時代なりの色や質感の変化はあると思いますが、箱や筒を含めダメージはないと思います。(写真をご確認ください。)「清昌堂やました」で購入した品で、画像に映っております布包みがその証となります。※清昌堂やましたは弘化4年(1847年)に京の都に創業、以来170年余りの永きに渡り新古茶道具の商いをされている由緒あるお店です。
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 雑貨 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |