コレクション中一、二の名品です。抜群の鉄味で刀匠鐔でも鑑定の付きにくい古刀匠鐔(室町期以前)の鑑定がついています。市価は30万円台後半でしょうか。角文樋透鐔無銘:古刀匠丸形 鉄槌目地 陰樋 角耳小肉室町初期83.0mm 84.0mm 耳3.1mm(切羽台 3.3mm)上製上蓋膨桐箱入落込「古刀匠」として保存刀装具鑑定書付◆刀匠鐔は、古い時代に刀匠が一刀を鍛えたときに添えたものが起源と言われ、この名称が付きました。かつては秋山久作翁が7、800年の星霜を経たものもあると言われましたが、近年は室町中期頃とされていました。しかし、笹野大行氏が「刀装具の起源」の中で「伴中納言絵巻」に出てくる下僕が腰に指している打刀に付けられていたものとして、鎌倉時代からのものと定義されました。この鐔は右側には格子あるいは角紋のような透かしと、左側には樋が透かされていますが味わいがあり、広い空間を意識させます。また、鉄の質感や色合いは鎌倉南北朝期の古名刀の茎のようです。無櫃であるのも好ましく余韻の残る名作です。(2022年 5月 19日 21時 02分 追加)刀匠鍔
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > コレクション > その他 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |