こちらは英国の名窯ミントンにより制作されたイギリスの風景絵図が描かれたキャビネットプレートになります。ミントン独特の彩色である鮮やかなターコイズ色の釉薬は、当時ミントンに在籍していたクリストファー・ドレッサーにより多く用いられ、ミントンブルーと呼ばれ大変高い人気を博しました。ガラス質を多く含んだエナメル彩であることからガラス釉とも呼ばれ、透き通るような深い発色を持つことが特徴です。その仕上がりは日本の七宝焼に影響を受けたものと言われています。こちらの作品ではそのターコイズブルーの釉薬が施されています。また、ミントンならではの金彩装飾も精密に施され、縁のアンクルスタシオンはもちろんのこと、釉薬上に施された金盛りやエナメル彩は手作業によって量を調整して施され何度も焼き重ねる手間のかかる仕上げであり、ミントンの技術の粋が集結された素晴らしい作品です。職人のハンドペイントによって描かれた風景絵図、ターコイズブルーの釉薬は光に当たりますと写真以上に鮮やかな発色を見せ、同窯元の英知を結集した息を飲むほどの佇まいはまさに卓上の芸術品です。当時に制作された作品特有の形態やガラス釉の色味、繊細なハンドペイントが大変素晴らしく、現在の作品にはない雰囲気がとても魅力的です。細部に至るまで精密に作られており、初期のミントンならではの作風をお楽しみ頂けるお勧めの作品です。とても古い作品となりますので、経年による部分的な少しの擦れや縁の金彩の若干の薄れ等は見受けられますが、その他割れ、かけ等の大きく美観を損ねる瑕疵はなく、年代を考慮しましても良好な状態です。アンティークのミントンは市場に出回る機会も極めて限られており、状態の良いものは年々少なくなってきております。お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、是非お手元でその美しさをご堪能頂ければ幸いです。詳細情報サイズ高さ:約2.2cm幅:約23.5m技法金彩、金盛(22-24金)ガラス釉、エナメル彩、ハンドペイント年代1850〜1875年(恐らく1873年頃)
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |