種類···パッチ・ワッペン・勲章分類···日本陸軍貴重な明治時代の功四級金鵄勲章です。昭和期のものとは①金鵄の翼が丸っぽい②全体的に平板③綬の色が青みを帯びている④箱書きが「功四級金鵄章」…などの違いが見られますが、何よりも⑤綬に綵花がないのが特徴です。功四級の綵花は、功五と金メッキの有無しか違いがないので見分けるのが困難(写真10枚目を参照)という理由から昭和12年になって始めて付されるようになりました。以降すでに授与された章についても綵花付きの綬と順次交換するものとされたため、明治期のオリジナルの綬が残っているこちらの個体は大変珍しいです。陸海軍の正装〜通常礼装は昭和13年に停止(事実上廃止)されておりますので、いわゆる大礼服に綵花付きの功四を佩用するのは考証上おかしい事が分かります。また陸大卒業徽章も前年の昭和11年に佩用禁止となっていますので、飾緒を吊り天保銭を着けたエリート参謀が功四を佩用するならこちらのタイプになります。そう言った訳ですので明治〜昭和初期のリアルな軍装再現には必須と言えるでしょう。明治期の金鵄章は七宝もリボンもボロボロというものが多い中、こちらはいずれも比較的傷みが少なくメダルバーに組み込んでも違和感は無いと思います。さらに本品には明治期特有の四級・五級共通略綬も付属します。こちらも比較的状態良好で貴重な品です。共箱もご覧の通りまずまずの状態です。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > ミリタリー > 個人装備 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |